先日、福井県池田町が1月の広報誌に載せた「池田暮らしの七か条」が話題になっていました。
これは、移住者と地元民との共通認識を図るためや、移住後のトラブルを防ぐために作成されたもの。
少しばかり「正直すぎる」内容が、話題を呼んでいます。
そう思った筆者は、さっそくツイッターでみなさんから募集することに。
【募集】「#秋田暮らしの七か条」とは?
おもしろ系、あるある系など限定で思いつく1条、募集中です!マイナスな気持ちになるもの、悲しくなるものは求めていないので、ミュートなどで対応します。
みなさんの1条まとめて記事にするかもです。
— じゃんご@秋田ブロガー・ライター・YouTuber (@jango_hensyu) February 10, 2023
秋田県にとってマイナスとなるものや、悲しくなるような七か条は取り上げたくなかったので、「おもしろ系」や「あるある系」を中心に募集しました。
想像以上に「秋田暮らしの七か条」が集まったので、記事にまとめてみました。移住希望者のみなさんは、ぜひ参考にしてみてください!(※記事中に記載されている「秋田暮らしの七か条」は、秋田に住む筆者の独断と偏見で構成されています)
目次
秋田暮らしの七か条
※「七か条」としていますが、ツイッターに寄せられたコメント(1条)を紹介します。
「け」と「ね」の使い方を覚えてください
秋田(東北)以外の人には難しいかもしれない『け』と『ね』の使い方を覚える事。
— チャージアックス希少種@G党 (@MHXX_Blade) February 10, 2023
短い会話で意思疎通🐸
どさ。
ゆさ。
んだ。
んだが。— 鬼容章@創作サバイバー🐸 (@achiral_heroTF) February 10, 2023
これは、秋田弁です!
『け』には、「食べて」や「食べなさい」という意味があります。
『ね』には、「無い」という意味があります。ちなみに『ねね』には「無いじゃん」、『ねねね(ねねばね)』には「寝ないといけない」、『ねねばねのにねれねね』には「寝なきゃいけないのに寝れない」という意味があります(笑)
ほかにも『どさ(どこ?)』、『ゆさ(温泉・お風呂に行く)』、『んだ(そうです)』、『んだが(そうなのか)』など、短い文章で伝える秋田弁はたくさんあります(笑)
秋田に移住するなら、外国と同じように言語(方言・秋田弁)を学ぶ必要があるかも!?※学ばなくても全然大丈夫です
秋には新米を食べてください
秋は芋の子汁と筋子で新米を食べるべし。
「け」の回数分「く」を返せ。
ここらへんかね?— 海獺らん@歌ってみた週1投稿7ヶ月目 (@Enter_Call_Ran) February 10, 2023
食う米どさ行ってもあきたこまち⊂((・▽・))⊃
— ばーちー (@8130rirakkuma) February 10, 2023
秋田の県民的イベント
「なべっこ」だべな。— henotuppari (@henotuppari777) February 11, 2023
秋田といえば、お米の産地!「あきたこまち」などをはじめとする、お米のブランドが多く生産されています。近年では新しいブランド「サキホコレ」が話題を呼んでいたり、おいしいお米で作られる「お酒」も有名ですよね。
秋には芋の子と筋子…最高の組み合わせで食べる”秋田の新米”は、格別なこと間違いなし。
また、秋田県には「なべっこ」と呼ばれる山形の芋煮会と似た鍋行事があります。
「け(食べて)」と言われた回数分「く(食べる!)」を返し、秋田の味を楽しんでください!
「味どうらくの里」は常にストックしておきましょう
必携味どうらく
— るうと (@route16531) February 11, 2023
車必須
さとう、ざらめ、あじ道楽はセールの時に買って常にストック
とかでしょうか🤔— べに子の取引垢など (@s_beniccco) February 10, 2023
秋田県大仙市にある東北醤油さんで製造されている万能つゆ「味どうらくの里」。秋田県民にとって、なじみ深いアイテムです。
味どうらくの里は本当に万能で、麺つゆ・天つゆ・煮物・鍋物など和・洋・中と、あらゆる料理をおいしくしてくれます。筆者は「卵かけごはん」に味どうらくの里とゴマ油を垂らして食べるのが大好きです。
スーパーのセールでまず注目しておきたい秋田の万能つゆ、ぜひご賞味あれ!
ラーメンには「お麩」や「カツ」が乗っています
「ラーメンの上にお麩が乗っていたり、揚げたてのカツが乗っていることがあるよ」が思い浮かびました👀
— ねっこ編集室 / さわたのりこ (@nekko_nokko) February 10, 2023
先日公開された、全国ラーメン消費額ランキングでは、秋田県(秋田市)が5位にランクイン。県内でのラーメン注目度は高く、多種多様なラーメン店が出店している場所です。
中にはラーメンの上に「お麩」が乗っている『十文字ラーメン』、「カツ」が乗っている『小坂名物 かつらーめん』など、一見変わったラーメンもあるんです!
このブログでは、秋田のラーメン記事をたくさん紹介しています。”秋田のラーメン事情”が気になる移住者は要チェック!
コミュニケーションが活発です
外にいたら大体じっちゃ・ばっちゃに声かけられる
— いなほ🌾秋田産歌い手 (@inahogautau) February 10, 2023
訪問宅の方に「上がって茶っこ飲んでってけれー」と言われても真に受けずお暇するべし
— itokon (@koukiti74) February 10, 2023
飲み屋で出会った人と名刺交換
普通に私服でも、結構、渡されましたね〜。
他のエリアでは、あまり経験ありません。— アベン@釣人《CHO―ZIN》 (@chaingang1985) February 10, 2023
飲み会、乾杯の前に練習
— itokon (@koukiti74) February 10, 2023
秋田県はコミュニケーションが活発な地域だと筆者は感じます。コメントが寄せられたように、そう感じる人も多いようです。
外を歩けば近隣のおじいちゃん・おばあちゃんに「調子どうだ?」などと声をかけられたり、ご自宅に訪問すると「上がって茶っこ飲んでってけれ~」ともてなされたり…。秋田ならではの”ほっこり体験”は、都会では味わえませんよね!
また、飲み屋で出会った人と名刺交換するというコメントも寄せられていました。秋田は”酒どころ”でもあるので、お酒のコミュニケーションも活発なのかもしれません。
ちなみに、秋田のお酒の席で「練習」といったら、みんなが集まる前から乾杯&飲酒する、フライング乾杯のことです。
お祭り・行事で季節を感じます
各市の祭りのニュースを見たときに季節を感じるようになれば秋田県人
(祭りの開催日が基本的には一定のため)— 酒菜や香蔵のマスター:|月刊エークラスレシピ担当 (@kagura_no_oyaji) February 10, 2023
「大曲の花火」 、「秋田竿燈」、「かまくら」など、秋田県には地域を代表するお祭りや行事が行われています。
この記事の執筆時には「犬っこまつり」や「横手のかまくら」などがニュースに流れていますが、そのたびに筆者は、「この(お祭り)季節がやってきたな~」としみじみしています。昨年参加した様子や、青春時代に参加した思い出を振り返り、エモさも感じちゃったり(笑)
秋田には、春夏秋冬楽しめるお祭りや行事がたくさんあるので、移住された方にはぜひ参加してほしいですね~。
なまはげは大人でも怖いです
なまはげはトラウマ
— 今井貴裕@のりのりベイビー (@imachan0424) February 10, 2023
「泣く子はいねが~!」のフレーズで有名な『なまはげ』。大人でも怖いです(笑)
なまはげは、秋田県の男鹿半島周辺で行われている年中行事です。秋田県の全域で行われていないため、秋田県美郷町に住む筆者は子供の頃になまはげを見たことがありません。
「どうしてもなまはげを見たい!」という方は、男鹿市にある『なまはげ館』に隣接する「男鹿真山伝承館」に行きましょう。そこで「なまはげ体験」をすることができるので、その”怖さ”を感じてみてはいかがでしょうか?
ちなみにこのブログの筆者は、なまはげ伝導士という資格を持っています。
夜はカエルの大合唱が聞こえます
田んぼに水が入るとカエルの大合唱が聞こえる
— ナサニエル (@nasan777) February 10, 2023
家のまわりめっちゃカエル鳴き始めた🐸「睡眠導入BGM 高音質」とかよりめっちゃ睡眠できる生演奏だぜ🐸
癒しのふろっぐ。
— じゃんご@秋田ブロガー・ライター・YouTuber (@jango_hensyu) May 12, 2019
筆者も過去にツイートしていましたが、自宅の周辺に田畑があると、夜にカエルの大合唱が聞こえます。
車のエンジン音も、人の声も聞こえない”夜の田舎の雰囲気”…。筆者はめちゃくちゃ好きです。
除雪アイテムは必須です
『雪かきの必須アイテムは、ママさんダンプ』
— 🐯鈴上 森貴(しんき)💜斬り捨てスマン剣 (@suzukami0415) February 10, 2023
秋田県は、大雪に見舞われます。そんな時必須ともいえるのが、除雪アイテムです。
『ママさんダンプ』はスノーダンプのことですが、なんで「ママさん」っていうんですかね?(笑)。筆者も「ママさんダンプ」で通用します(笑)。除雪アイテムはそれだけでなく、車がある方は「スノーブラシ」、除雪するための「防寒着」や「長靴」などが必須です。
雪が多く降るぶん、素敵な雪景色や冬の行事、ウィンタースポーツが楽しめるのも雪国(東北)ならではですよね。
秋田移住をお考えの方へ
秋田暮らし はじめの一歩
秋田県 あきた未来創造部が運営する、秋田移住希望者に向けたサイトです。
移住者インタビュー、空き家バンク、支援制度などがまとめられているので、基本的にこのサイトが主な情報源になるはずです。
あきたびじょんBreak
当ブログの筆者が専属ライターを務めている、秋田県広報広聴課公式note「あきたびじょんBreak」。
このウェブメディアでは、秋田移住者への取材も数多くしています。参考となる記事があると思いますのでぜひ!
じゃんごブログ
当ブログは、秋田県民の筆者が1人で運営しているサイトです。
秋田県の観光・グルメ・イベントなどの記事を、独断と偏見でご紹介している、いわば”地元民等身大ブログ”です。
地元民ならではの感覚で書いているので、ディープな秋田情報を受け取りたい!という移住希望者は、ぜひブックマーク等よろしくお願いします!!