どうもです。
秋田ブロガー・ライター・YouTuberの
じゃんごブログ編集長です。
先日、ABSラジオ「まちなかSESSIONエキマイク」へゲスト出演した時の話。
パーソナリティのマティログさんから「じゃんごさんのなまり、いいですねぇ~!」とお褒めの言葉?をいただきました。
しかし、放送を聴いた祖母からは「全然秋田弁しゃべらなくて、都会人みでったっけしゃ!(都会人みたいだったね)」と言われました。
僕は秋田弁を使えているのか、いないのか(笑)
秋田弁はとてもあたたかいです。
会社員として働いていた時、僕のミスが原因で社内(上司)に迷惑をかけてしまったことがあります。
「あ~絶対怒られる~」と思っていたのですが、「なんもだ~。次頑張れなっ!」って言われたんです。とてもあたたかく、ホクホクした気分になりました。「よっしゃ!次がんばろ!」みたいな感じに。
「なんもだぁ~(どうってことない・気にするな)」とか「あんべいいな(具合・調子がいい)」などの、ホクホク系秋田弁は特に好きで、僕も使います。
しかし、中には
使わない秋田弁も存在します。
…「使わない」というより意味がわからない秋田弁ですね。おじいちゃん、おばあちゃん、親世代から自然と発せられる、わからない秋田弁。
今回はそんな、秋田若者がわからない・使わない秋田弁をご紹介したいと思います!
「あぐど」「うしろがっけ」…秋田若者がわからない・使わない秋田弁や方言
秋田弁は難しい。
「ねねばねのにねれねね」
…この秋田弁の意味、わかりますか?
正解は、「寝なきゃいけないのに寝れないじゃん」という意味です。
このように秋田弁は、「ね」を多用する暗号文のようなものがあったり、「け(食べて)」「く(食べる)」など、一文字で会話が成立するものもあります。
この記事を書いている時期は春。
就職や進学で県外から秋田へこられた方は、業務内容より難解な秋田弁に苦戦しているかもしれませんね。
秋田県民歴である筆者でさえ、意味がわからない秋田弁があります。そしてわからない秋田弁を使うのは決まっておじいちゃん、おばあちゃん。
わからない・自分が使わない秋田弁が会話にでてくると、「それ、なんていう意味?」ってよく聞いています。
若者は方言を使わない!?
「若者の方言離れ」という言葉をよく耳にします。
方言離れの良し悪しは別として、確かに秋田の方言を使わない若者が多い気がします(完全なる筆者の体感です!)。
僕たち若者は幼いころから、
よく標準語を耳にします。
メディアから発信される多くの言葉は標準語。
秋田県のニュースも標準語。
このブログも標準語。
面接のときに話す言葉も標準語。
反対に、方言(秋田弁)を耳にする機会といえば、家族や地元の友達、社会人なら同僚や上司などと会話をする時です。
地元の方言って「覚える」というより、
「自然とでる」ものだと思っています。
秋田県民同士の会話が少ないと、方言がどんどん失われていくのかもしれません。
わからない秋田弁「あぐど」
「あぐど」の意味は、昨日知りました(笑)
家族でクイズ番組を見ていたら
「かかと」のことを別名なんと言うでしょう?
という問題がでてきました。
正解は「踵(きびす)」なのですが、父親は
「あぐど」だべ~
って(笑)
すぐさま「なにそれ(笑)全然使わねし!」と返答しましたが、生粋の秋田県民である父親からすると、かかとは「あぐど」です。
全然知らなかった秋田弁が、まだまだあることに気が付いた瞬間です。
わからない秋田弁「うしろがっけ」
とある取材をしていたとき、これまた生粋の秋田県民おじいちゃんが言いました。
「うしろがっけ」みでったぐ。
僕は「..はぁ~( ゚Д゚)」みたいな顔をして、わからない秋田弁をスルーしてしまいました。
後から調べると、「うしろがっけ」は後頭部のことだとわかりました。ちなみに「みでったぐ」は「~みたいな・~のように」という意味です。
すなわち、取材先のおじいちゃんは「後頭部のような~」ということを僕に伝えたかったのです。
秋田弁、難しい….。
もっと秋田弁を使いたい!
山形の大学へ進学した僕は、
標準語を使って友人と話してました。
理由は「秋田弁が恥ずかしいから」
つい秋田弁が出てしまった日には、とても恥ずかしいことだと認識していました。
隣県でさえ恥ずかしいと思うくらいだから、仙台や東京へ行ったら、それこそ方言を話さない・話せない人もいるのでは?
だけど今は、秋田弁がすごく好き。
むしろ、誇りにさえ思っています。
「なんもだぁ~」「あんべいいな~」というホクホク感あるものもありますし、なにしろ、秋田県で生きてる!って感じがしてすごく好き。
きっとこれも「秋田愛」なんだと思う。