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このランキングは、ブランド総合研究所が2万508人から回答を得た(不完全回答を除いた)『Uターンしたい人が多い都道府県ランキングランキング2021』です。この結果を見ると、僕の地元・秋田県は最下位となっています。
【Uターンしたい人が多い都道府県ランキング発表!】
1位は福岡県、2位熊本県、3位大阪府という結果になりました。
→4位以下の順位はこちら https://t.co/Prfwz41iEe
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) April 21, 2021
「出身者(現在居住している人を除く)」と各都道府県を応援したいと回答した「応援者(今住んでいる都道府県と出身地を除く)」を「関係人口」として、各都道府県への訪問率や定住意欲度などに関するアンケートを行った。-ダイヤモンドオンラインより
つまりこのアンケート結果を噛み砕いてみると、現在県外に住んでいる秋田出身者は「秋田に帰りたい(Uターンしたい)」と感じる人が少ない、ということになります。
ではなぜ「秋田に帰りたい(Uターンしたい)」と感じる人が少ないのでしょうか。僕なりに考察してみたいと思います。
※僕なりの(一個人の、27歳秋田県民青二才の)考察なので、温かく見守っていただけましたら幸いです。ご意見・ご感想などありましたら、僕のTwitterDMやメールへお願いします。
秋田県が魅力的だと感じる人が少ないから?
…誰もが思いつきそうな考察ですが、ご了承ください。
だって知らない土地には魅力を感じるものですし、自宅から徒歩でコンビニに行けて、ドラッグストアに行けて、おしゃれな洋服屋さんやカフェに行けて…車社会の秋田県民にとって、やはり都会暮らしは魅力的です。(現実は違ったりもしますが)
さらに「都会暮らしのおしゃれVlog(都会暮らしを紹介するYouTuber)」なんかを見てしまった暁には、「いつか自分もこんな暮らしを…!」と憧れる人も少なくありません。
そのような夢や希望を膨らませて県外に住み、その土地で「いきがい」、「安定」、「平穏」、「充実」など、”自分らしさを満たしてくれる要素(その人によって違う)”を感じたら「今の生活で満足してるから、このままでOKよね!」…となり、「秋田へUターンする」という選択肢が消えても、おかしなことではありません。
秋田に”自分らしさを満たしてくれる要素”が足りていない!…とは言い切れませんが、ひとつ、このような考え方があるのかなと。
また、今は園児の頃からスマホでYouTubeを操作する時代です(僕の姪っ子がそうでした)。これまで「父の背中」や「地域の仕事(生活)」を見て育ってきた子供たちとは相反し、1080pの高画質液晶画面を通して、夢や憧れを抱き、価値観を形成している子も多くいます。(テレビ→スマホ動画に変わっただけとも捉えられますが、テレビは受動的・スマホ動画は能動的といった違いがあるのかなと)
…といったように、動画コンテンツの普及により”夢の領域”が広がったことも、今回のランキングにも影響を与えているのでは。
「自分のやりたいことは秋田ではできない」
「秋田じゃなきゃいけない、という理由がない」
と考える人が少なくないのでは。
魅力を感じるものさしは人それぞれですが、こんなデータもあります。
これは2019年のデータですが、「住みたい田舎ランキング」で秋田市が2位になりました!というものです。Uターンとはお門違いのデータではありますが、「移住・定住」や「県外からの興味・感心・魅力度」といった観点では、秋田は大きく評価されています。秋田県(秋田市)、ホント魅力たくさんよね!
若者流出・人口減少対策はなんでやってるの?
(少し話が変わります)
よくニュースで見かける
「若者流出」「人口減少」
僕はこのニュースをプラスにもマイナスにも捉えられると思っていますが、全国的にみられる「人口減少を防がなくては!」「若者の流出をとめよう!」という雰囲気が少し疑問です。強制感もあってなんか怖い。
さらにメディアでは「過程」や「ゴール」だけが先走って伝えられ、「なぜそのミッションを掲げているのか」がよく伝わってこないため、「秋田(地元)に貢献したいけど、どうしたらいいかわからない!」という人が多いような気がします。
企画書にしてみると
- 【目的・ゴール】
人口減少を防ぐ、若者流出を防ぐ - 【概要】
人口減少が著しい、高齢社会で若者が流出している - 【企画】
働きやすく魅力的な職場をつくる
子育てサポートを充実させる
Uターン、移住サポートを手厚くetc..
↑だけ、みたいな。プレゼンしたら「なぜその企画を考えたんですか?」とツッコミがきそうですよね。前口上が重要なのによくわからない…という感じ。
僕と同じ20代で、なぜ人口減少を防ごうとしているのか、なぜ若者の流出をとめよう(魅力的な職場を増やそう)としているのか、簡潔にお答えできる方はどれだけいるでしょうか。
…ネットで調べると答えはすぐに出るのですが、人口減少や若者流出が進むと「国内(県内)でモノやサービスが売れなくなる」からという理由と、「労働力が足りなくなり、生産力が下がるから」という理由があるからなんです(他にもあるとされている)
この理由を知ってさらに、将来自分が年老いた時、自分の孫が大人になった時のことを考えられる20代は、どれだけいるでしょうか。きっと少ないと思います。
その反面、人口減少・若者流出に対し「秋田(地元)の問題・課題に対して、何かできることがあったら貢献したいよな~」と”ふわっと”思っている若者はたくさんいます。先行き不安なニュースを見て、自分の育った場所に、なにか貢献できることはないか?と感じている若者はたくさんいます。そう考えている学生さんも、きっといる。
ですが僕も含め「どうしたら貢献できるのか」がはっきりわかっていません。自分はどうしたら地元に貢献できるのか。果たして自分は地元に欲されているのか…という部分含め。
正直、「みんなで地元をPRしましょう!」、「秋田をみんなで盛り上げましょう!」というのは詭弁だと思っています。また、みんながみんな地元に貢献したい人ばかりではないですし、気持ちで何とかしよう!という試みは、それこそ強制感まるだしで好きくない。
なので今の人口問題を抱えている場所には「こうしたら地元に貢献できますよ!」という、簡潔で、小学生でもわかるようなコンテンツ・システムづくり、アプローチが必要なのでは?と、妄想していたり。
また、これらの問題・課題に対し「みんなで!」…という気持ちの部分に訴える”抽象的”なものではなく、なんとかしたい人(本気でなんとかしたいと思う人)が協力しあえる”具体的”な方法が、大切なのかなと妄想していたり。
僕はやっぱり秋田が好きで、
秋田を盛り上げたくて、
秋田のために何かしたい人間です。僕の場合、その”何か”が伝えること・発信することでした。あきたびじょんBreakでは、その”何か”を探している人や、”何か”を実現するために必要な情報を発信していきます。 #秋田県 https://t.co/iYD8zxD0gT
— じゃんご@秋田ブロガー・ライター・YouTuber (@jango_hensyu) July 29, 2020
…このような考え方のもと、僕は地元・秋田県に貢献したいと、会社を辞めて、情報発信をはじめました。たぶん今日、このランキング記事に触れて、これだけ長文で語った秋田県民20代若者は、僕だけです。
秋田に住んでいる人、秋田に興味を持ってくれた人へ有益な情報を届けられるように、生活が少しでも豊かになるように、問題・課題を意識するきっかけになるように~!という想いを込めて、これからも発信していきたいと思います!
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
僕は生まれ育った秋田が大好きです。
ここはいろんな問題や課題があるけれど、そんな場所でもサバイブできる人間でありたいし、もっとワクワクできる場所だって伝えたい。
あきたびじょんBreakでは、秋田で挑戦することの楽しさや難しさを発信できたらと思っています。https://t.co/ud1rhfR4mI
— じゃんご@秋田ブロガー・ライター・YouTuber (@jango_hensyu) April 13, 2021
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