【考察】Uターンしたいランキング秋田ビリ「なぜ最下位なのか」を考えてみた。

まずはこのランキングをご覧ください。

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このランキングは、ブランド総合研究所が2万508人から回答を得た(不完全回答を除いた)『Uターンしたい人が多い都道府県ランキングランキング2021』です。この結果を見ると、の地元・秋田県は最下位となっています。

「出身者(現在居住している人を除く)」と各都道府県を応援したいと回答した「応援者(今住んでいる都道府県と出身地を除く)」を「関係人口」として、各都道府県への訪問率や定住意欲度などに関するアンケートを行った。-ダイヤモンドオンラインより

つまりこのアンケート結果を噛み砕いてみると、現在県外に住んでいる秋田出身者は「秋田に帰りたい(Uターンしたい)」と感じる人が少ない、ということになります。

ではなぜ「秋田に帰りたい(Uターンしたい)」と感じる人が少ないのでしょうか。僕なりに考察してみたいと思います。

※僕なりの(一個人の、27歳秋田県民青二才の)考察なので、温かく見守っていただけましたら幸いです。ご意見・ご感想などありましたら、僕のTwitterDMメールへお願いします。

秋田県が魅力的だと感じる人が少ないから?

…誰もが思いつきそうな考察ですが、ご了承ください。

だって知らない土地には魅力を感じるものですし、自宅から徒歩でコンビニに行けて、ドラッグストアに行けて、おしゃれな洋服屋さんやカフェに行けて…車社会の秋田県民にとって、やはり都会暮らしは魅力的です。(現実は違ったりもしますが)

さらに「都会暮らしのおしゃれVlog(都会暮らしを紹介するYouTuber)」なんかを見てしまった暁には、「いつか自分もこんな暮らしを…!」と憧れる人も少なくありません。

そのような夢や希望を膨らませて県外に住み、その土地で「いきがい」、「安定」、「平穏」、「充実」など、”自分らしさを満たしてくれる要素(その人によって違う)”を感じたら「今の生活で満足してるから、このままでOKよね!」…となり、「秋田へUターンする」という選択肢が消えても、おかしなことではありません。

秋田に”自分らしさを満たしてくれる要素”が足りていない!…とは言い切れませんが、ひとつ、このような考え方があるのかなと。

また、今は園児の頃からスマホでYouTubeを操作する時代です(僕の姪っ子がそうでした)。これまで「父の背中」や「地域の仕事(生活)」を見て育ってきた子供たちとは相反し、1080pの高画質液晶画面を通して、夢や憧れを抱き、価値観を形成している子も多くいます。(テレビ→スマホ動画に変わっただけとも捉えられますが、テレビは受動的・スマホ動画は能動的といった違いがあるのかなと)

…といったように、動画コンテンツの普及により”夢の領域”が広がったことも、今回のランキングにも影響を与えているのでは。

「自分のやりたいことは秋田ではできない」

「秋田じゃなきゃいけない、という理由がない」

と考える人が少なくないのでは。

 

魅力を感じるものさしは人それぞれですが、こんなデータもあります。

【2019年】住みたい田舎ランキング2位の秋田市の魅力を地元民がベタ褒めするぞ!

2019年1月23日

これは2019年のデータですが、「住みたい田舎ランキング」で秋田市が2位になりました!というものです。Uターンとはお門違いのデータではありますが、「移住・定住」や「県外からの興味・感心・魅力度」といった観点では、秋田は大きく評価されています。秋田県(秋田市)、ホント魅力たくさんよね!

若者流出・人口減少対策はなんでやってるの?

(少し話が変わります)

よくニュースで見かける
「若者流出」「人口減少」

僕はこのニュースをプラスにもマイナスにも捉えられると思っていますが、全国的にみられる「人口減少を防がなくては!」「若者の流出をとめよう!」という雰囲気が少し疑問です。強制感もあってなんか怖い。

さらにメディアでは「過程」や「ゴール」だけが先走って伝えられ、「なぜそのミッションを掲げているのか」がよく伝わってこないため、「秋田(地元)に貢献したいけど、どうしたらいいかわからない!」という人が多いような気がします。

企画書にしてみると

  • 【目的・ゴール】
    人口減少を防ぐ、若者流出を防ぐ
  • 【概要】
    人口減少が著しい、高齢社会で若者が流出している
  • 【企画】
    働きやすく魅力的な職場をつくる
    子育てサポートを充実させる
    Uターン、移住サポートを手厚くetc..

↑だけ、みたいな。プレゼンしたら「なぜその企画を考えたんですか?」とツッコミがきそうですよね。前口上が重要なのによくわからない…という感じ。

僕と同じ20代で、なぜ人口減少を防ごうとしているのか、なぜ若者の流出をとめよう(魅力的な職場を増やそう)としているのか、簡潔にお答えできる方はどれだけいるでしょうか。

…ネットで調べると答えはすぐに出るのですが、人口減少や若者流出が進むと「国内(県内)でモノやサービスが売れなくなる」からという理由と、「労働力が足りなくなり、生産力が下がるから」という理由があるからなんです(他にもあるとされている)

この理由を知ってさらに、将来自分が年老いた時、自分の孫が大人になった時のことを考えられる20代は、どれだけいるでしょうか。きっと少ないと思います。

その反面、人口減少・若者流出に対し「秋田(地元)の問題・課題に対して、何かできることがあったら貢献したいよな~」と”ふわっと”思っている若者はたくさんいます。先行き不安なニュースを見て、自分の育った場所に、なにか貢献できることはないか?と感じている若者はたくさんいます。そう考えている学生さんも、きっといる。

ですが僕も含め「どうしたら貢献できるのか」がはっきりわかっていません。自分はどうしたら地元に貢献できるのか。果たして自分は地元に欲されているのか…という部分含め。

正直、「みんなで地元をPRしましょう!」、「秋田をみんなで盛り上げましょう!」というのは詭弁だと思っています。また、みんながみんな地元に貢献したい人ばかりではないですし、気持ちで何とかしよう!という試みは、それこそ強制感まるだしで好きくない。

なので今の人口問題を抱えている場所には「こうしたら地元に貢献できますよ!」という、簡潔で、小学生でもわかるようなコンテンツ・システムづくり、アプローチが必要なのでは?と、妄想していたり。

また、これらの問題・課題に対し「みんなで!」…という気持ちの部分に訴える”抽象的”なものではなく、なんとかしたい人(本気でなんとかしたいと思う人)が協力しあえる”具体的”な方法が、大切なのかなと妄想していたり。


…このような考え方のもと、僕は地元・秋田県に貢献したいと、会社を辞めて、情報発信をはじめました。たぶん今日、このランキング記事に触れて、これだけ長文で語った秋田県民20代若者は、僕だけです。

秋田に住んでいる人、秋田に興味を持ってくれた人へ有益な情報を届けられるように、生活が少しでも豊かになるように、問題・課題を意識するきっかけになるように~!という想いを込めて、これからも発信していきたいと思います!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

5 件のコメント

  • 他の都道府県と比べて、Uターンしたい人が少ない理由は、どのようなものが推測されますか?

    >「自分のやりたいことは秋田ではできない」
    >「秋田じゃなきゃいけない、という理由がない」
    これらの点において、他県はどのように優れていると思われますか?

  • 有意義な考察を興味深く拝読させていただきました。スマホの件は思いつきませんでしたが、ネットあればキラキラした都会の生活や『東京女子図鑑』(秋田女子が秋田を嫌って東京出て様々な男性と仕事にまつわる半生劇)も見えちゃいますしね。
    ただ、若者が秋田はじめ地方を出て行くのは仕事、給料、刺激だと思います。総じて地方は仕事のバリエーションが少なく(例えば地方にはデザインやデジタルマーケティングやイケイケのスタートアップや外国人沢山のグローバル外資系など若者が憧れそうな仕事職場が極端に少ない)、地方は家賃安くても車が必要だったり秋田なら尚更スタッドレスタイヤや暖房費がかさむし、給料が低いとキツいだけでなく人間は本能的に高い給料大好きですし(資本主義だし!)、地方だと刺激的なエンタメが少ない上に保守的な人が多く、20-30代の若者の大多数には魅力的じゃないのが本音だと思います。
    これが30-50代の子育て世代になると、自然が多くて安全な秋田の良さが見直されるのかもしれませんが。
    でも最終的には、賃金が異常に低いのが秋田の問題だと思います。せっかく優秀でも某国際教養大学の学生が秋田で就活して給与の低さに幻滅し、都会や海外の外資系企業や大手財閥系企業本社に就職あるあると聞いたことあります。
    逆に言えば決して大都会じゃないけど仕事で多くの人々が国境を超えて働きにくるスイスやノルウェーのように、秋田県が平均年収1000万円になれば若者の流出どころか国内外から多くの人が秋田にやってくるのは間違い無い!はずです笑

  • 【ブルースさん】コメントありがとうございます。「秋田県の年収が1000万円~~」の部分、大変共感します。学生さんも就職先を探している上で、給与・ボーナス・休日などは特に重要な選択の基準となると思っているので。

  • 【にゃまはげさん】コメントありがとうございます。「職種が少ない」「年収が少ない」というのは、秋田Uターンが少ない理由のひとつだ思っています。また、自分が満足した・充実した・納得できる生活が送れるか、送れないかが、Uターンのミソだと考えています。「徒歩でいろんなお店にアクセスできる」「若者がたくさんいる」「イベントがたくさんある」「大規模ライブにすぐ行ける」…このような生活を送りたい人が多いのであれば(※詳しく調べていませんが)、秋田でなく、他県(都会)に住みたい、または永住したいと思う人が多くなるのではと考えています。

  • じゃんごさんお返事ありがとうございます。にゃまはげさんのおっしゃるのも同意ですね。
    私は実は県外出身で海外にも長く住んでたので色々比較してしまう悪い癖があるのですが、あと実体験というか仙台市出身の従兄弟が横手市出身の女性と結婚してるのですが(伊達男と秋田美人という美男美女ナイスカップル)、既に首都圏で子供も産んで家も買ってしまっており彼らの職業的にも都会の方が良いというのがあるでしょうが(夫はアパレル商社で海外買付と妻はデジタル系広告代理店勤務)、仕事と収入以上に子供や家を買ってしまうと生活拠点が動かしにくくUターンは厳しくなる現実があると思います。
    そもそも、18-29歳の若年層の女性は同年代の男性より秋田を出て行く数が多く、恐らく県外で仕事見つけて県外の男性と結婚して一生秋田には戻ってこない(私は秋田美人の流出と呼んでます笑)、その煽りを受けて秋田男子の未婚率も爆上がりとなってるのが問題でもあると思います。
    ※秋田全体では女性の人口が男性より多いのですが、これは長生きする婆さま達が多いことに由来と思われます。もしくは秋田の高齢男性は短命?

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