


大潟キャンパスで活動するのは、生物資源科学部 アグリビジネス学科の学生たち。この牛舎では、4年生の遠藤優佳さんと菅原二千花さんが「スマート畜産の研究」をしています。


じゃんご 内容が気になる!

この記事では、秋田県立大学 生物資源科学部 アグリビジネス学科の学生はどんなことを学び、どんな研究をしているのかを取材しました。進路に悩んでいる高校生の皆さん、ぜひ参考にしてください!(取材日:2021年10月)
アグリビジネス学科では「畜産」も学べる!


生物資源科学部 アグリビジネス学科 家畜資源利用推進プロジェクト4年生 遠藤優佳さん(写真左・岩手県出身)、菅原二千花さん(写真右・秋田県出身)





大潟キャンパス内にあるアグリイノベーション教育研究センター。秋田県立大学が持つ農学系・理工学系の知見を総動員して教育・研究を行う拠点として機能している。





慣れた手つきで牛を扱う遠藤さん。卒業後は花立牧場(秋田県由利本荘市)に就職が決まっている。





菅原さんはこれまで学んできた知識や経験が生かせる、あらゆる畜種をサポートする職場から内定をもらっている。
卸・小売 / JA(農協)・農業関連団体 / 農機・農業資材 など

菅原さんの研究内容







じゃんご めっちゃかわいい~!



産まれて数週間のジャージー。毛並みがキレイで穏やかで、とってもかわいい!!



- 問題・課題
日本短角種の明確な発情がわからない。 - 研究目的
ジャージー種去勢牛を活用した放牧繁殖牛の発情発見 - 研究方法
「発情発見装置」をジャージー種のオスに取り付けてあらゆるデータを記録する。




発情が始まると落ち着きがなくなり行動量が多くなることを利用して、人工授精の適期をデバイスに知らせてくれる。そのほか疾病兆候や活動量の低下なども人工知能(AI)で状態を検知してくれる


じゃんご これがスマート畜産の研究ですね!


畜産経営の効率化などを目的とした、ITや機械を駆使した畜産のこと。
遠藤さんの研究内容



- 問題・課題
公共牧場(※)の管理者の高齢化・人手不足 - 研究目的
ICTを活用した放牧牛管理システムの実証 - 研究方法
牛の個体を学習する「AI搭載センサーデバイス」を活用し、監視時間の短縮や生産性の向上を確認。
※農家等から牛の預託を受け、乳牛もしくは肉用牛の集団による育成や繁殖を担っているか、もしくは乾草の生産などを行う牧場のこと。


じゃんご まさに、牛のGoogleマップ!


牛の居場所をリアルタイムでGPS管理でき、スマホやPCなどのデバイスでどこからでも確認できる





家畜資源利用推進プロジェクト



じゃんご そして角もすごい!








じゃんご あったかい!!









菅原さん とってもおいしかったです!



<プロジェクト概要>
- 草資源を活用した日本短角種を柱とする肉用牛の安定生産
- 家畜排せつ物のたい肥化による物質循環と飼料の自給
- 地域産飼料資源の活用による農畜産業の発展
- 赤身肉の品質向上と需要拡大





アグリビジネス学科での経験












秋田県立大学 大潟キャンパス 生物資源科学部 アグリビジネス学科
住所:秋田県南秋田郡大潟村南2-2
大学HP:https://www.akita-pu.ac.jp/
Twitter:https://twitter.com/tk_usi3