どうもです。
じゃんごブログ編集長です。
2018年7月11日に行われた県議会予算特別委員会で、佐竹知事がこのような発言をしました。
「最終目標は秋田から喫煙者をなくすこと」
この発言は、日本や秋田での受動喫煙対策を進めていくなかでの発言です。
意外と衝撃的な発言でしたので、今回は「秋田の受動喫煙対策」について取り上げていこうと思います。
秋田県のがん死亡率
厚生労働省が発表した2016(平成28)年人口動態統計(概数)で、秋田県が厳しい現実にさらされた。
出生率や死亡率、自殺率、死因別死亡率のがん(悪性新生物)、脳血管疾患などで全国ワーストとなったのだ。
現状として、秋田県は全国でトップレベルのがん死亡率を誇っています。そしてがんを発生させる要因の一つとして考えられている喫煙と受動喫煙。蛇足ですが、秋田県は塩分の過剰摂取も全国トップレベルで、がんが発生しやすい県です。
さらに秋田県は都会のように受動喫煙対策がしっかりしていません。だって建物が少ないし、常に開けた場所ばかりなので、田んぼのど真ん中で自由に・好きなタイミングで喫煙ができちゃうんです。
【車内でタバコ→そのまま降りてタバコ吸い続ける】が結構成立しちゃう秋田県。一部、受動喫煙対策をとっている場所はありますが(ファミレス・県庁など)、実質秋田は喫煙の無法地帯。
秋田で受動喫煙対策は建物やアーケードでしか成立しない。
これから秋田ではもっと受動喫煙対策がされると思います。東京オリンピックもあるし、流れにのらなきゃ。
ですが秋田で「受動喫煙対策」をとろうとしても、その効力はそこが知れています。
前項でも述べた通り、秋田は大自然に囲まれた地域がほとんどで、対策されるならせいぜい「建物内」か「アーケード(繁華街)」くらいだと思います。仮に「秋田県の商業施設やレストラン内での喫煙は一切禁止!」と発令されても、外で簡単に吸うことができるんです。受動喫煙は減りますが。
最終目標は秋田から喫煙者をなくすこと。
タバコを吸わない県民からすると、佐竹知事の発言は大いにたたえられています。
秋田県の佐竹知事、県庁敷地内禁煙の方針に関連して、最終目標は、秋田から喫煙者をなくすこと、と発言。
素晴らしい!
この方針なら、室内禁煙は路上喫煙を増やすなどと言い訳できなくなる。
自民の支援も得てきた佐竹知事が、これほど豪胆に言い切るとは。
時代の流れは、着実に完全禁煙化だ。 https://t.co/YBP1lZnzy0— 日本の改革 (@5Vlmw7nc5NFGBzo) 2018年7月11日
@sinzan_yukoku
秋田県知事が「秋田から喫煙者をなくす」と言いました。https://t.co/vyDJfFTj1J— ひで (@hideaki_shiho) 2018年7月11日
喫煙者は煙たがれる運命?
小松隆明県議(自民党)は、知事に対し「『やり過ぎ』との意見もある」と、ますます肩身の狭くなる愛煙家の気持ちを代弁しています(小松県議自身も愛煙家)。
(小松氏は)さらに、たばこ購入時に県税などとして納入している「たばこ税」の負担を踏まえ、「税金も払っている」と強調し、全面禁煙を打ち出した知事に「上意下達が過ぎる」と苦言を呈した。
私も喫煙者に対して「厳しすぎるんじゃない?」と、いささか感じる部分はありますが、日本全体の受動喫煙対策、これからどうなっていくのでしょう。
秋田県から喫煙者をなくしたいのなら、
喫煙しなければならない状況をなくすることもお考えではないのでしょうか。
なぜイライラするかご存知ないのでしょう。
なぜ一服がリラックスできるかご存知ないのでしょう。
禁煙外来の前に、ヤニに依存しなければならない状況をなくしてあげるのが必要では。
この策は
「強い副作用がある薬が必要な患者に、代替えなしに薬の処方をやめる」論理です。
なぜ一服がリラックスできるかというと、ヤニ切れのイライラを解消できるからです。
タバコの効果は、それ以下でもそれ以上でもありません。
「タバコ税」の話が出てるけど、喫煙関連でかかるコストはタバコ税収の倍以上(医療経済研究機構資料より)
要するに、タバコ買われれば買われるほどコストがかさんで損害与えてるんだけど、議員ならその辺りちゃんと勉強してほしい