2022年8月3日~8月6日にかけて行われた、秋田竿燈まつり。筆者は6日(最終日)に参加してきました!
3年ぶりに開催されたこともあり、会場のボルテージは最高潮。久しぶりの”まつり”の雰囲気も味わえて、この記事を書いている今でさえ感動の余韻が消えません…!
ということでこの記事では、秋田竿燈まつりの見どころや盛り上がるポイントを、地元民の筆者目線でご紹介したいと思います。また、無料の立ち見と有料観覧席、どちらがオススメなのかも独自目線でご紹介します。
目次
見どころ・盛り上がるポイント
まずは、秋田竿燈まつりをおさらいしましょう。
- 起源は真夏の病魔や邪気を払う、ねぶり流し(眠気を払う)七夕行事
- 厄よけやみそぎをして五穀豊穣を祈る行事
- 提灯を揺らめかせ、稲穂に見立てた竿燈を操る
秋田竿燈まつりは昼も夜も行われています。
昼に行われるのは、差し手たちの技術を競う「竿燈妙技会」(昼竿燈)。差し手は手のひら、額、肩、腰などに移しかえて技を競います。団体戦や個人戦もあるんです。
夜に行われるのは、竿燈大通りで行われる「夜本番」。テレビや雑誌などでよく見かける、あれです。大通りの真ん中には有料観覧席が設けられ、観光団体客や地元民などでにぎわいます。無料で見たい方は、通行者の邪魔にならないよう、歩道から立ち見で観覧することができます。
秋田グルメなどの屋台がたくさん
秋田竿燈まつり開催時期は、秋田駅周辺から竿燈大通り周辺にかけて、秋田県の伝統行事を楽しめるスポットがたくさん用意されています。
2022年には、あきぎんスタジアム横でお祭りならではの飲食が味わえる「竿燈屋台村」、秋田ニューシティー跡地では、稲庭うどんや横手やきそばなど地元の味を堪能できる「ご当地グルメフェスティバル」がありました(秋田地元グルメ記事はこちら)。
また、秋田駅前のアゴラ広場では一般の方が参加できる「竿燈体験コーナー」もありました。
秋田の街が提灯(竿燈)でいっぱいに
2022年には、238本の竿燈が秋田市の夜空にゆらめきました。アナウンスの掛け声と共に一斉に上がる竿燈は、言葉にできないほど美しかったです!
竿燈の差し手は、秋田市の地元町内会や大学など。地元の子供も小さい竿燈を差しているのですが、ずっと前から練習してきたのを想像すると…泣けてきちゃいます。
2022年はコロナ禍ということもあり、参加者や観客による「どっこいしょー」の掛け声は禁止。会場のスピーカーから掛け声が流れていました。
灯台下暗し。差し手に感動
夜空に広がる竿燈は、見ているだけで感動します。ですが、「竿燈の差し手」にも注目してみましょう。
竿燈を持ち上げる差し手は、手のひら、額、肩、腰などに移しかえて技を繰り出します。
差し手による妙技を近い距離で目の当たりにすると、思わず「すごい!」という声が漏れてしまうほど。差し手のほかにも、竿燈囃子(ばやし)の演奏があり、会場内の雰囲気に酔いしれることでしょう。
ぜひ会場に足を運んで、差し手の妙技や竿燈囃子などにも注目してみましょう。
熟練の差し手による妙技は圧巻
上項でご紹介した差し手の妙技ですが、クライマックスには扇子で仰ぎながら竿燈を差す熟練者も登場します。50キロもある竿燈を額や肩に乗せる「妙技」にプラスして、両手には「扇子」…。いったいどれだけ練習したのでしょうか。
マジですごすぎて写真を撮るのを忘れてしまうほど、マジですごかったです。ぜひ現地に足を運んでその様子を体感してほしい!!
筆者の素人目線で言えば、差し手によってもオーラというか、見え方というか、「この人はすごく上手い!」などが伝わってきます。竿燈の美しさもさることながら、差し手にも注目してください。
これぞ、地方のお祭り!雰囲気は最高
2022年の秋田竿燈まつりは、3年ぶりの開催となりました。秋田竿燈まつり関係者をはじめ、地元民、全国の竿燈まつりファンが待ち望んだお祭りです。
筆者は秋田のイベントに結構参加するほうですが、これだけ人数が集まるイベントは久しぶりでした。地元の中高生や若者も多く、「あれ?秋田に若者めっちゃいるじゃん!」と驚くシーンもありました(秋田は若者の県外流出がはげしい)。
地元の活気が戻った気がして、とっても嬉しかったです。
無料立ち見or有料観覧席どっちが楽しめる?
ここからは、秋田竿燈まつりの「無料立ち見」と「有料観覧席」、どちらが楽しめるかを筆者目線でまとめました。
結論でいえば、どちらでも楽しめます。それぞれメリット・デメリットがあるのでご参考にしてください。
無料立ち見のメリット
- 無料で秋田竿燈まつりを見れる
- 最前列は有料観覧席と同等の距離で観覧できる
- 別の場所に移動可能(いろんな竿燈が見れる)
竿燈大通りの歩道であれば、どこでも無料で立ち見することができます。歩道で観覧する際は、歩行者の邪魔にならないようにするなど注意が必要です。
立ち見のメリットは、無料ということ。無料で圧巻の竿燈まつりを観覧できるのは、とってもお得です。しかも最前列を確保すると、有料観覧席と同等の近さで竿燈を見ることができます。
さらに立ち見は移動が可能です。「別の竿燈を見たい!」「もう少し離れた場所から竿燈を見たい!」となった時、立ち見であればいつでも移動ができます。また、帰り際の混雑を予想して中盤~終盤で会場を後にすることも容易です。
無料立ち見のデメリット
- 「差し手」が見えない可能性あり
- ずっと立ちっぱなしだから疲れる
- 人混みが苦手な方は有料観覧席がおすすめ
「竿燈」と「差し手」、すべてを観覧しにくいのが、無料立ち見のデメリットとして挙げられます。無料立ち見でも、最前列を確保できれば全容を見れますが、2列目・3列目となると、高い位置にある竿燈の提灯は見えても差し手が見えない可能性があります。
また、夜本番の竿燈入場~竿燈退場までは1時間30分程度あります。「駅や駐車場などから会場まで歩く」、「最初から最後まで立ちっぱなしで見る」、「会場から駅や駐車場まで歩く」となると、結構な体力が必要になってきます。
写真のように、立ち見はかなりの人混みになります。このような事態を避けたい方は、有料観覧席(指定席)でゆっくり座って観覧するのをおすすめします。
有料観覧席のメリット
- 竿燈・差し手が見やすい
- じっくり堪能でき、写真が撮りやすい
- 座って見れるから疲れない
有料観覧席の最大のメリットは、差し手・竿燈が見やすいところでしょう。有料観覧席は竿燈大通りの真ん中に位置しており、その両脇を囲むように竿燈が並びます。秋田竿燈まつりをじっくり堪能したい方、きれいに写真を撮りたい方におすすめです。観光バスなどで来場する観光客は、有料観覧席がほとんどです。
立ち見とは違い、座って竿燈を観覧できることもメリットのひとつ。体力に自身のない方や、家族での観覧におすすめです。
有料観覧席のデメリット
- 竿燈が観覧席に倒れてくる場合あり
風などの影響で差し手がバランスを崩し、竿燈を倒してしまうことがあります。かなりの注意を払って竿燈を差していますが、倒れる時は倒れます。
場合によっては、有料観覧席に竿燈が倒れてくることもしばしば。観覧エリア周辺には、電線のような「竿燈よけ」が特設設置されていますが、それをかいくぐったり壊しながら倒れてくる可能性もあるので、注意が必要です。
2022年の有料観覧席の値段は下記の通り。安くて3,000円代ですが、値段が上がるにつれ良い席になります。これはデメリットではありませんが、あくまで参考にしてください!
枡席 1枡 25,000 円 | ローソン大町二丁目店前(1枡定員6名) |
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S席 4,000 円 | 中央道壁上ひな壇席 |
A席 3,500 円 | 上記以外のひな壇席およびパイプいす席 |
B席 3,000 円 | 長いす席 |
秋田を代表する「秋田竿燈まつり」
祭りの雰囲気はもちろん、地元の活気やグルメまで存分に体感できる秋田竿燈まつり。2022年は3年ぶりの開催ということで、かなりの盛り上がりを見せました。
2023年以降秋田竿燈まつりに参加される方は、ぜひこの記事を参考にしてください。そして秋田の祭り、グルメ、雰囲気を楽しんでください!
以上、地元民による秋田竿燈まつりのまとめでした~♪
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