どうもです。
秋田ブロガー・ライター・YouTuberの
じゃんごブログ編集長です。
秋田県は有数のクマ出没県として有名です。昔から秋田県には「マタギ」という文化があり、全国的にもその文化は注目度が高いです。
クマが多い秋田県ではカモシカやタヌキなどといった野生動物も多く存在します。その中で今回注目したいのは、
イノシシ
です。
秋田県の野生動物被害や目撃数において、クマにスポットがあてられがちですが、実は秋田でもイノシシ被害があったり、多く目撃されていたりするのです!
これから春に近づくにつれて山道で多くの野生動物が顔をだします。イノシシもその一つです。
今回は2018年度のイノシシ目撃数についてや、イノシシが人間に与える被害についてもまとめていきたいと思います。
【猪】秋田県の年間イノシシ目撃数がヤバい!2018年度の目撃数は前年の倍
まずは2018年度のイノシシ目撃数についてまとめていきます。
秋田県2018年度イノシシ目撃数は昨年より倍増
秋田魁新報【電子版】にて、2018年度の秋田県イノシシ目撃数について記事にされていました。
秋田県内でイノシシ82頭を目撃
18年度、前年から倍増
2018年度の秋田県内イノシシ目撃数は、2019年2月8日時点で82頭に上りました。この数字は2017年度と比較すると倍増しています。
秋田県のクマ出没情報や被害については多くのニュースで取り上げられいていて注目していたのですが、イノシシの出没情報や被害については注目していなかった筆者。「秋田県イノシシ目撃数 年間82頭」という現状に驚きを隠せません!
こんなにも多くのイノシシが秋田県では目撃されているんですね。
イノシシが多く目撃される市町村
次に、2018年度市町村別の秋田県内イノシシ目撃数をまとめます。
2018年度一番多くイノシシが目撃されたのは湯沢市で47頭。次いで由利本荘市が13頭という目撃情報があります。秋田県によると2018年度は11市町村でイノシシの目撃情報が寄せられたと発表をしています。
<市町村別 イノシシ目撃数(2018年度)>
- 湯沢市:47頭
- 由利本荘市:13頭
- 五城目町:7頭
- 大仙市:5頭
- 男鹿市:2頭
- にかほ市:2頭
- 羽後町:2頭
- 三種町:1頭
- 八峰町:1頭
- 潟上市:1頭
- 横手市:1頭
※2019年2月8日時点
この結果をみてわかる通り、秋田県のイノシシ目撃情報は山に近いエリアから寄せられていることがわかりますね。
秋田県のHPから確認できる「秋田県におけるイノシシの目撃箇所(H23~H29)」によると、やはり一定のエリアでイノシシが目撃されていることがわかります。
イノシシの被害について
イノシシによる被害(サイト)のデータによると、イノシシの被害は主に「イネ」や「果樹」に及ぶそうです。しかしながら、それ以外の畑作物にも影響を及ぼすため、被害は多方面に及ぶみたい。
お米を育てている米農家や畑で作物を栽培している農家にとって、イノシシ被害は深刻な問題となっています。
イノシシ被害への対策
イノシシ被害の対策として、秋田県ではどのような対策をとっているのでしょうか?
例えば、平成34年まで適応されている県の「秋田県第二種特定鳥獣管理計画(第1次イノシシ)」によると狩猟にてイノシシを捕獲しているという記載があります。
農地等への侵入を防ぐ被害管理や、餌場や隠れ場所を減らす生息地管理を行いながら、加害個体や繁殖可能個体を中心に捕獲を進める必要があるとしています。また、防護柵などの設置により、イノシシが安易に農地に入り込めないようにするなど対策をとっています。
僕の地元、美郷町でも「鳥獣被害防止計画」という対策がとられています。「〇〇町(市・村) 鳥獣被害防止計画」と検索すると、各自治体の対策など詳細が確認できると思います。
イノシシは秋田県にたくさん潜んでいる!?
イノシシが餌を探し、生息するエリアは「森林」や「農地」とされています。秋田県の土地利用区分面積は県土面積の81.5%が「森林」と「農地」にあたります。
また、ブナ天然林や里山の主体であるナラ林はイノシシ利用が十分に予想されます。ですから秋田県はイノシシが生息するには非常に適している場所といえるのです。
近年暖冬により積雪減少等の影響で、今後秋田県内のイノシシが全域で増加するという考え方もされています。クマ同様、イノシシにも注意しておきたいですね。-秋田県第二種特定鳥獣管理計画(第1次イノシシ)より
まとめ
2018年度のイノシシ目撃数についてや、イノシシが人間に与える被害についてまとめました。
2018年度の県内イノシシ目撃数は82頭。これは昨年と比較すると倍増している結果となっています。目撃数よりも潜在しているイノシシのほうが多いとされているので、これから暖かくなる季節、注意していきたいです!皆さんもお気をつけて!
かつての豚コレラの影響で、東北は猪はほぼいないイメージでしたが増えてるのですね。
あ、自分、わな免許持ってます(笑)。