まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような街並みが残る秋田県角館。
そんな角館に新しい民泊がオープンしています。
民泊の名前は「縁Enishi」
なんでも、秋田犬と一緒に過ごせる民泊ということで、県内外から宿泊者が多く集まっているとのこと。
「秋田犬と一緒に過ごせる?…気になる!」
秋田ブロガーとしての血が騒いだ筆者は、「縁Enishi」へ宿泊することにしました。
秋田犬と一緒に過ごせる民泊「縁Enishi」に泊まってきた!
目次
「縁Enishi」の場所・駐車場について

縁Enishiは角館町武家屋敷通り付近にある古民家をリノベーションした民泊
秋田犬と一緒に過ごせる民泊「縁Enishi」の場所は、秋田県仙北市角館町裏町22にあります。
武家屋敷の通りに近いので、角館観光にはうってつけの宿泊地となりますね。
車で来られる方は、予約時に駐車場の必要の有無を伝えると、近隣の駐車場をご紹介してくれるようです。バイクで来られる方は、無料で敷地内に駐車することができます。
角館駅を利用する方(徒歩)は、縁Enishiまで20分かかるのでタクシーを利用した方がいいかもしれません。
「縁Enishi」には秋田犬が住んでいる!
秋田県には秋田犬を見ることができる施設が存在していますが、「縁Enishi」は秋田犬と一緒に過ごせる新しいかたちの民泊なんです。
営業部長のすーちゃんとお嫁さんのふじこ
情緒あふれる古民家にあがると、経営者の吉見さんと秋田犬がお出迎えしてくれました…

秋田犬を持ち上げる経営者の吉見さん
なにこれかわいい!!!!
なんでずっとデローンってしてるのぉぉ!?
しかも無表情…(笑)
かわいすぎるっっ!!
…写真でもわかる通り、「縁Enishi」にいる秋田犬は非常におとなしく、初めましての人が来ても全然吠える気配がないんです!
すれ違った犬に吠えられる率120%筆者にさえ、このおだやかさですよ?

営業部長のすーちゃん(オス) とても穏やかな性格。まさしく古民家生活を満喫しているような佇まいでした。

嫁のふじこ(メス) 遊んだりじゃれるのが大好き。カメラを構えると目線をくれる美人さんでした。
「縁Enishi」には、営業部長のすーちゃん(オス)、お嫁さんのふじこ(メス)が暮らしています。どちらも赤毛の秋田犬です。
本当におとなしくて、なでなでしても一切嫌な表情せず、受け入れてくれます。吉見さんいわく、初めましての方に吠えることは滅多にないそうです。
これなら初めて秋田犬を見る・触るという方も安心して宿泊できますね。


天然記念物秋田犬を証明する血統書も飾られていました。
秋田犬とのふれあいOK

営業部長のすーちゃんとお嫁さんのふじこは、基本的に飼い主と一緒にリビングに駐在し、就寝時は別室へ移動されます。
リビングにいる間は秋田犬とふれあうことが可能。常に飼い主が付き添っているので、秋田犬の生態なども聞くことができます。秋田犬好きにとってはかなり嬉しいサービスとなっていますね!
古民家の大規模リノベシーションを行い、
<縁Enishiの秋田犬とできること>
- ふれあい(おさわり・なでなで など)
- 写真撮影
- 朝夕の散歩
など
※いずれも飼い主の許可を得て、常識の範囲内でふれあうようにしてください。
※もちろんおとなしい性格の2頭ですが、あくまでも動物です。じゃれついて飛びついたり、甘噛みなど予期せぬ事態が起こる可能性もあります。
「秋田犬がいる暮らし」を体験できる

「秋田犬を飼いたいけど生活イメージができない」
「秋田犬の生態を詳しく知りたい」
そう考えている方にとって、縁Enishiはうってつけの場所だと思います。「秋田犬がいる暮らし」を体験できるのが特徴的な民泊でした。
これから秋田犬を飼いたいと思っている方にとって、自分の生活リズムと合っているかを確認できる場所としても機能しているようです。
もちろん、秋田犬の写真を撮影したりモフモフしたりと、たっぷり幸福感を充電することもできますよ(笑)
館内施設
1階:共用スペース・食事について

リビングのゆったりとした共用スペース。秋田犬を横目にデスク作業もできちゃいます!グループでの利用も充分に満喫できそうです。
「縁Enishi」は、飲食店の営業許可がありません。ですから、夕食・朝食等は自分で手配しなければなりません。
しかし、共用スペースにあるオーブンレンジやトースター、コンロやキッチン用具などは滞在期間は自由に使用することが可能です。ですから、食材を持ち込んで料理を作ることもできちゃうんです(レンジ・トースターは高級ブランドのバルミューダ製)
秋田犬がいる古民家で料理を作って食べる…そんな日常的な生活を体験できるのも、縁Enishiの魅力のひとつですね。
<共用スペースアメニティ一覧>
- オーブンレンジ
- トースター(バルミューダ)
- 電子ケトル
- ホットプレート
- カセットコンロ
- コーヒーメーカー(ネスプレッソ)
- キッチン用具
- お皿など調理器具一式
※調味料は各自で用意
※上記アメニティは滞在中自由に使うことが可能

バルミューダ製のオーブントースター。パンを持ち込めば優雅な朝食を楽しめますね。

2階:宿泊部屋(和室・洋室)について

和室 定員2~4名

①洋室ツイン 定員2名

②洋室ツイン 定員2名
宿泊部屋は2階にまとまっており、和室1部屋、洋室ツインが2部屋あります。
筆者は①洋室ツインに宿泊したのですが、周りの音も気にすることなくゆったり就寝することができました!布団もフカフカで気持ちよかったです。
「縁Enishi」は8~12名様で一棟の貸し切りもできるので、グループでの宿泊にも向いている民泊です。また、館内はWi-Fiも完備されていました。宿泊先でPCやスマホを使う人にとってはありがたい!
<「縁Enishi」の館内施設>
- 1階 パブリックスペース
リビング・ダイニング(秋田犬が常駐)
和室
トイレ(男女兼用)
シャワーブース2か所
洗面台1か所 - 2階 宿泊部屋
和室8畳 定員2~4名
洋室ツイン・2部屋
トイレ(男女兼用)
洗面台2か所
コインロッカー
※8名様~12名様で一棟の貸し切りも可能
※Wi-Fi完備

2階の廊下。古民家ならではの雰囲気を味わえる。

館内の所々に設置されている秋田犬のグッズ


アメニティについて

1階のシャワールーム
「縁Enishi」の基本アメニティは、必要最低限のものが揃っていて特にストレスを感じる部分はありませんでした。
クシ、かみそり、パジャマだけが備え付けではないので注意が必要です。それ以外は、サービスの行き届いたホテル同様のアメニティでした。
<アメニティ>
- シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、綿棒
- タオルセット(バスタオル・ハンドタオル)
- ドライヤー
- 歯ブラシ
- 使い捨てスリッパ
- 消臭剤
- ミニ冷蔵庫
- 非常用懐中電灯
- 寝具一式
あのザギトワさんや、浅田真央選手、羽生結弦選手も愛用している、エアウィーヴのマットレスの四季ふとんシリーズを使用。
「縁Enishi」の予約方法について
「縁Enishi」の予約はお電話・メールで承っています。民泊は年間で180日の営業制限が定められているため、営業日を確認の上、予約するようにしてください。
経営者の吉見さん話をきいたところによると、基本的に春~秋を営業期間とし、冬は停止期間となるようです。
<縁Enishiの予約方法>
- TEL:090-9951-8511
- メール:enishi.kakunodate@gmail.com
秋田犬と触れ合うだけじゃない
「縁Enishi」は電話やメールだけでなく、7000人以上のフォロワーがいるインスタグラム(@akitainu_kakunodate)からの直接予約も多く受けているとのことでした。
民泊は素泊まりで1泊1人4500円(金、土、祝前日などは同5千円)。手が届きやすい価格設定も人気の秘訣なのだと思います。
秋田犬の魅力を
新しいかたちで発信している「縁Enishi」
秋田犬が好きな人、本当に興味を持った方へ向けた民泊サービスが、角館の観光客増加にも一役買っているようです。