「熱帯果樹栽培を商業ベースに」秋田県美郷町の革命児・佐藤良一さんに全部聞いてきた!

 

じゃんご
本日はよろしくお願いします!

佐藤さん
しかしおめもすげな。私もなんだけど、「変わり者」だって言われるべ?笑

じゃんご
んだっす。やだら変わり者っすよ(笑)

佐藤さん
ハッハッハッ、いいな(笑)
やっぱり「変わり者」がよ、社会を動かさなければだめだ。

じゃんご
いやいや佐藤さんも「変わり者」だな、ってずっと思ってましたよ(笑)

佐藤さん
誉め言葉だな!

じゃんご
これからの秋田で「いろんな働き方」ができることを証明したくてやってます!実際にそうなっていくんじゃないかなぁ~って。

佐藤さん
逆にさ~、いろんなことにチャレンジ人してるたちにむけてさ「先行き心配でないすか?」ってまわりからよく言われるじゃないですか。

私からすると「おめがだのほう心配だ!」って思うんすよね。自分で舵とったほうがな~、いんた気もするけどもな。

じゃんご
あ~確かに!思うところあります!

プロフィール

  • 【名前】
    佐藤良一(さとう りょういち)
  • 【出身】
    美郷町出身(旧仙南村)
  • 【生年月日】
    1960年9月30日
  • 【プロフィール】
    秋田県立六郷高等学校 卒業
    株式会社秋田食産 代表取締役社長:経営者
    みさとマーク株式会社 代表取締役
    NPO法人みさぽーと 副理事長
    横手清陵学院後援会長
    六郷高校学校運営協議会会長

 

なぜ秋田県美郷町で熱帯果樹?

じゃんご
本題の熱帯果樹のお話なんですけど~。

実は、前から「佐藤さんがビニールハウス建てたらしいぞ…」という噂は耳に入ってたんです!その噂の中に「パイナップル」というキーワードも入ってて…。

そしたら新聞記事で佐藤さんが取り上げられていたので、「もうこれはいくしかない、めっちゃ話聞きたい!」となり、今に至ります!

佐藤さん
あのね~、自分がやってる一丈木のバナナハウスはね、「某コーヒー店が手掛けている」という噂が私の耳にはいってたんです。

「おかしいな~、俺やってるんだけどな~」って思ったり(笑)

じゃんご
佐藤さんやってるのに(笑)
今回はそんな佐藤さんへ、「なぜ秋田で熱帯果樹をはじめたのか」について詳しく聞きたいです!

なぜ日照時間が短く、気温も低い秋田で熱帯果樹を始めたのか。すごく気になります!知りたい方も多いと思います。

佐藤さん
え~っとね。

まず、某銀行さんがコメ依存脱却の後押しをしたいということで「いちごのメガ団地をやりたい!」という話になったんですね。そこで場所の選定をしていたら美郷町がぴったりだと。

そして、いちご栽培をしてくれるプレイヤーを探なければならない!となった時に、私が選ばれました。

ですが一年ほどかけてあちこち視察したり勉強したりしたのですが、最終的にいちご栽培の話は流れてしまったんです。

じゃんご
え~!なぜそこから熱帯果樹の話になったのですか?

佐藤さん
いちごについて視察した際に、国産バナナを栽培している岡山県の方と知り合いました。

そこでは「皮ごと食べられるバナナ」を栽培していたり、非常に魅力的でした。

そのバナナ、秋田で栽培できないかな~って思ったのがきっかけですね。それから細かいところを整理してたら、できそうだな~って。

じゃんご
できそうなんですか!?

佐藤さん
暖房費はかかりますが、いちごと同じくらいしかかからない。だったら、いちごじゃなくてもバナナでもいいんじゃない?っていう発想で。

 

商品化できる確信を持っている

じゃんご
バナナなどの「熱帯果樹」と呼ばれるものは、秋田県内では作られているものですか?佐藤さん以外で。

佐藤さん
作られてないです!

このあいだいつだか新聞で、県内でバナナを実らせたという記事は見たことがあります。でもそれは食用ではなく、趣味の範囲で栽培しているようでした。

あとは、大曲の農業科学館さん。あそこにバナナがありますよね?あれも食用ではないようです。

ですから、商業ベースで考えた場合、県内では私しかいません

じゃんご
そしたら商業ベースで見た時は、秋田県内初のバナナ栽培(熱帯果樹栽培)ということですね!佐藤さんすごい。

それこそ、現状の成長具合ってどんな感じですか?

佐藤さん
うん!
商品にできるという確信を持っていますよ。株間が周囲80センチになるとバナナは花をつけるんです。バナナは花をつけると4か月後には確実に実がなります。

私のも既に花をつけているので、いずれ実がなります

美郷町で栽培しているバナナ

 

コーヒーの商品化について

じゃんご
商品化が楽しみです!バナナを植えたのっていつ頃ですか?

佐藤さん
昨年の10月末。

じゃんご
で、冬を越して~花をつけているってことですよね?冬を越せるものなんですか?

佐藤さん
冬場は温度調整しています。
冬場の推奨温度が24度なのですが、秋田のハウスでその温度を保とうとすると暖房費がバカ高い。

私の場合、17度まで落として、死なない程度に成長をストップ・休んでいたたいています

じゃんご
春になり気温が上昇していくにつれてまた熱帯果樹が成長していくと。そしてそのバナナは花をつけているんですね。

佐藤さん
そう!

あとはコーヒーも成功する見込み!

流通に関しては、県内か関東かは…

じゃんご
ぜひ秋田県でも!!

佐藤さん
(笑)

佐藤さん
コーヒーに関しては、防腐剤の入っていない無農薬のコーヒーとなります。

じゃんご
そのコーヒーは、いずれ秋田で飲めますか?

佐藤さん
…秋田県内でうまく買ってくれる人がいいなぁ~(笑) ナガハマさんとか…

栽培~収穫は自分でできますが、焙煎はやっぱりプロにお任せしないとね。

美郷産の「激レアコーヒー」が飲める日は遠くはない!?(ブルーマウンテン)

 

商業ベースにのるか、のらないか。

じゃんご
現在栽培している熱帯果樹は、バナナ・コーヒー以外にもあるんですよね?

佐藤さん
そう。うちでやってるのは

  • バナナ
  • パパイア
  • パイナップル
  • コーヒー(ブルーマウンテン)
  • グアバ
    の5品種。
    グアバだけ、苦戦している感じですね。

じゃんご
「グアバ」ってなかなか聞かないですよね?

佐藤さん
「GUAVAのジュース」とかよくみかけませんか?あのグアバです。グアバはちょっと落葉しちゃいました。新芽が出てきているんですが、手遅れかな…といった感じ。

グアバの様子

じゃんご
それでも他の熱帯果樹が育ってるなんて…「秋田でもできるんだ!」っていう希望になっていますよ!

佐藤さん
それでも一番重要なのは、商業ベースにのるかのらないか、というところですね。

じゃんご
熱帯果樹栽培の管理って誰が行っているのですか?

佐藤さん
私と息子でやっています。

じゃんご
え、2人ですか!?…てっきり人材雇って栽培しているのかと思ってました!

佐藤さん
息子が岡山に3ヵ月研修しに行ったので、私よりノウハウ学んでて詳しいです。

じゃんご
2人で熱帯果樹栽培は管理できるんですか?

佐藤さん
できるできる!
もしイチゴを栽培していたら収穫作業が大変で、一日も管理を欠かせなくなるんです。手間かかるんだもの。

その反面、今栽培している熱帯果樹は、そんなに手間がかからない!イチゴは毎日収穫するけど、バナナとかは毎日収穫しなくてもいいんです。

じゃんご
んだんすね~!
「熱帯果樹」ってまずここあたりで見た時ないので、「どうやって管理してるんだろ~」と思ってました!まさか2人で管理してるとは。

佐藤さん
そう考えて人件費計算をすると、イチゴより、熱帯果樹の方が絶対いい。

 

秋田の熱帯果樹栽培モデルケース

じゃんご
県内で熱帯果樹栽培の商業ベース化を目指す佐藤さんですが、すでに視察・研修場所となっているんじゃないですか?

佐藤さん
そうですそうです。もう、来てますよ!

熱帯果樹を視察・研修しに来る方って結構多くて、私が岡山県に視察に行ったときもすごい人だかりでした。

私のところもそのようになるんだなと。

じゃんご
秋田県内で熱帯果樹を商業ベースで成功させたら、これから「秋田で熱帯果樹を作ってみたい!」と思う方も増えてきますよね!

佐藤さん
そう思います。秋田県でのモデルケースをつくらなければいけません。

栽培中のパイナップル。実がっ!!

 

栽培中のパパイヤ

 

なぜ「美郷づくし」なのか

じゃんご
佐藤さんは、みさとマーク㈱代表取締役や㈱秋田食産社長などを務める「美郷づくし」のお方ですが、ずっと美郷町で活動していたんですか?

佐藤さん
私は18歳まで美郷町(旧仙南村)に住んでいて、それから就職に伴い秋田市で働いていました。

あらゆる場所で働いた後、美郷町に着地したのが45歳のとき。

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じゃんご
きっかけがあって、美郷町に?

佐藤さん
某運送会社の支店長やってたときは、すごく給料がよかったんです。だから辞めたくなかったけど、親父がガンで「もう、帰ってきてくれ」と。

「高給」と「地位」を捨てて帰ったところで何があるのかなぁ~と考えたのですが、まぁそれも一つの運命なのかなって思い、帰ってきました。

そこから、美郷町でどんな仕事をしようかな~と考え始めました。でも、どこも給料が安くて自分で会社を興すしかなかった…という最悪のシナリオ(笑)

じゃんご
そこで立ち上げたのが、みさとマーク㈱ですか?

佐藤さん
んだ。

じゃんご
そこから佐藤さんの「美郷づくし」が始まっていくんですね!

佐藤さん
今では親父に感謝しないといけないよね。「帰ってきてくれ」と言われてから13年、まだ生きてるんだもんね。

じゃんご
え~すごい!

佐藤さん
すごいよね(笑)

 

革命児のこれから

じゃんご
私はいつも思うんです…

じゃんご
「佐藤さんが美郷町にいなかったらどうなってたんだろう…」って。

佐藤さん
イヤイヤイヤ(笑)

じゃんご
佐藤さんは自分の中で
美郷町の革命児」的な存在なんです。

この場所であらゆる取り組みや活動をして、今回も熱帯果樹栽培を県内で商業ベース化させようとしてるじゃないですか。

「この町も捨てたもんじゃない!楽しいぞ!」というメッセージが伝わってきます。

じゃんご
佐藤さんはこれからも、秋田で、美郷町でチャレンジしたいと思う事ってありますか?

佐藤さん
㈱秋田食産で薬草をつくっています。薬草のいらなくなった部分やバナナの葉、パパイヤの葉を使用した新たな美郷産の商品開発をしたいなぁ~と思っているところです。

お茶か、お酒か…という感じで絞り込んでます!

じゃんご
おぉ!それは楽しみです!

これからも佐藤さんご活躍を注目しています。美郷産・熱帯果樹商品が世に出た時も必ず食べます!

お忙しい中ご対応、ありがとうございました!

佐藤さん
なんもなんも!

 

おわりに

初めて佐藤さんにお会いしたのは1年くらい前。

会社員として働いていたころ、仕事のつながりで非常にお世話になった方です。

そのころから佐藤さんは「常に動いている人」「パワーがある人」だと感じていました。佐藤さんがゆっくりしている時を見たことがありません。いつも忙しそうです。

だからこそ、今回の取材はとても大切で、感謝しなければいけない時間でした。こんな私にお時間を割いてくださり、本当にありがとうございます。

 

秋田県美郷町の熱帯果樹栽培。

県内コメ依存脱却の後押しとなるのはもちろん、今後のモデルケースづくりにも注目していきたい。

 

<㈱秋田食産 情報>

  • 【業務内容】
    いぶり漬け/いぶりがっこの加工
    いぶり漬け/いぶりがっこの販売
    野菜の栽培・販売
    生薬の栽培 など
  • 【所在地】
    秋田県仙北郡美郷町土崎字上野乙205-9
  • 【電話番号】
    0187-73-5046
  • 【FAX番号】
    0187-73-5047
  • 【代表者】
    代表取締役 佐藤 良一

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