
じゃんご 本日はよろしくお願いします!




やっぱり「変わり者」がよ、社会を動かさなければだめだ。




私からすると「おめがだのほう心配だ!」って思うんすよね。自分で舵とったほうがな~、いんた気もするけどもな。

目次
プロフィール

- 【名前】
佐藤良一(さとう りょういち) - 【出身】
美郷町出身(旧仙南村) - 【生年月日】
1960年9月30日 - 【プロフィール】
秋田県立六郷高等学校 卒業
株式会社秋田食産 代表取締役社長:経営者
みさとマーク株式会社 代表取締役
NPO法人みさぽーと 副理事長
横手清陵学院後援会長
六郷高校学校運営協議会会長
なぜ秋田県美郷町で熱帯果樹?

実は、前から「佐藤さんがビニールハウス建てたらしいぞ…」という噂は耳に入ってたんです!その噂の中に「パイナップル」というキーワードも入ってて…。
そしたら新聞記事で佐藤さんが取り上げられていたので、「もうこれはいくしかない、めっちゃ話聞きたい!」となり、今に至ります!

「おかしいな~、俺やってるんだけどな~」って思ったり(笑)

今回はそんな佐藤さんへ、「なぜ秋田で熱帯果樹をはじめたのか」について詳しく聞きたいです!
なぜ日照時間が短く、気温も低い秋田で熱帯果樹を始めたのか。すごく気になります!知りたい方も多いと思います。

まず、某銀行さんがコメ依存脱却の後押しをしたいということで「いちごのメガ団地をやりたい!」という話になったんですね。そこで場所の選定をしていたら美郷町がぴったりだと。
そして、いちご栽培をしてくれるプレイヤーを探なければならない!となった時に、私が選ばれました。
ですが一年ほどかけてあちこち視察したり勉強したりしたのですが、最終的にいちご栽培の話は流れてしまったんです。


そこでは「皮ごと食べられるバナナ」を栽培していたり、非常に魅力的でした。
そのバナナ、秋田で栽培できないかな~って思ったのがきっかけですね。それから細かいところを整理してたら、できそうだな~って。


商品化できる確信を持っている



このあいだいつだか新聞で、県内でバナナを実らせたという記事は見たことがあります。でもそれは食用ではなく、趣味の範囲で栽培しているようでした。
あとは、大曲の農業科学館さん。あそこにバナナがありますよね?あれも食用ではないようです。
ですから、商業ベースで考えた場合、県内では私しかいません。

それこそ、現状の成長具合ってどんな感じですか?

商品にできるという確信を持っていますよ。株間が周囲80センチになるとバナナは花をつけるんです。バナナは花をつけると4か月後には確実に実がなります。
私のも既に花をつけているので、いずれ実がなります。

美郷町で栽培しているバナナ
コーヒーの商品化について




冬場の推奨温度が24度なのですが、秋田のハウスでその温度を保とうとすると暖房費がバカ高い。
私の場合、17度まで落として、死なない程度に成長をストップ・休んでいたたいています。


あとはコーヒーも成功する見込み!
流通に関しては、県内か関東かは…

じゃんご ぜひ秋田県でも!!


佐藤さん (笑)




栽培~収穫は自分でできますが、焙煎はやっぱりプロにお任せしないとね。

美郷産の「激レアコーヒー」が飲める日は遠くはない!?(ブルーマウンテン)
商業ベースにのるか、のらないか。


- バナナ
- パパイア
- パイナップル
- コーヒー(ブルーマウンテン)
- グアバ
の5品種。
グアバだけ、苦戦している感じですね。



グアバの様子




佐藤さん 私と息子でやっています。





もしイチゴを栽培していたら収穫作業が大変で、一日も管理を欠かせなくなるんです。手間かかるんだもの。
その反面、今栽培している熱帯果樹は、そんなに手間がかからない!イチゴは毎日収穫するけど、バナナとかは毎日収穫しなくてもいいんです。

「熱帯果樹」ってまずここあたりで見た時ないので、「どうやって管理してるんだろ~」と思ってました!まさか2人で管理してるとは。

秋田の熱帯果樹栽培モデルケース


熱帯果樹を視察・研修しに来る方って結構多くて、私が岡山県に視察に行ったときもすごい人だかりでした。
私のところもそのようになるんだなと。



栽培中のパイナップル。実がっ!!

栽培中のパパイヤ
なぜ「美郷づくし」なのか


あらゆる場所で働いた後、美郷町に着地したのが45歳のとき。


「高給」と「地位」を捨てて帰ったところで何があるのかなぁ~と考えたのですが、まぁそれも一つの運命なのかなって思い、帰ってきました。
そこから、美郷町でどんな仕事をしようかな~と考え始めました。でも、どこも給料が安くて自分で会社を興すしかなかった…という最悪のシナリオ(笑)






革命児のこれから


じゃんご 「佐藤さんが美郷町にいなかったらどうなってたんだろう…」って。



「美郷町の革命児」的な存在なんです。
この場所であらゆる取り組みや活動をして、今回も熱帯果樹栽培を県内で商業ベース化させようとしてるじゃないですか。
「この町も捨てたもんじゃない!楽しいぞ!」というメッセージが伝わってきます。


お茶か、お酒か…という感じで絞り込んでます!

これからも佐藤さんご活躍を注目しています。美郷産・熱帯果樹商品が世に出た時も必ず食べます!
お忙しい中ご対応、ありがとうございました!

おわりに
初めて佐藤さんにお会いしたのは1年くらい前。
会社員として働いていたころ、仕事のつながりで非常にお世話になった方です。
そのころから佐藤さんは「常に動いている人」「パワーがある人」だと感じていました。佐藤さんがゆっくりしている時を見たことがありません。いつも忙しそうです。
だからこそ、今回の取材はとても大切で、感謝しなければいけない時間でした。こんな私にお時間を割いてくださり、本当にありがとうございます。
秋田県美郷町の熱帯果樹栽培。
県内コメ依存脱却の後押しとなるのはもちろん、今後のモデルケースづくりにも注目していきたい。
<㈱秋田食産 情報>
- 【業務内容】
いぶり漬け/いぶりがっこの加工
いぶり漬け/いぶりがっこの販売
野菜の栽培・販売
生薬の栽培 など - 【所在地】
秋田県仙北郡美郷町土崎字上野乙205-9 - 【電話番号】
0187-73-5046 - 【FAX番号】
0187-73-5047 - 【代表者】
代表取締役 佐藤 良一