どうもです。
秋田ブロガー・ライター・YouTuberの
じゃんごブログ編集長です。
今回は秋田県の2020年度公立学校教員採用試験から受験年齢上限が撤廃されるということで、その理由をまとめたいと思います。
秋田県では人口減少、少子高齢社会、人手不足といったような課題がたくさんあります。その課題は「学校の教育現場」にまでも影響を与えています。秋田県の学校教員採用試験の受験年齢上限が無くなることで、これからどのようになるのでしょうか。
【秋田県】2020年度公立学校教員採用試験から受験年齢上限撤廃する理由。49歳以上でも受験可能
2020年度の教員試験から年齢上限がなくなるのはなぜか?
秋田県は2020年度の教員試験から年齢上限を撤廃するとしています。なぜ2020年度からの教員試験を受験できる年齢上限がなくなったのでしょうか。それは秋田県が抱える、ある課題があったためです。
人材不足を防ぐ
秋田県は近年、人口減少・若者の県外流出という問題があり、あらゆる企業や教育現場での人材獲得が難しくなっている現状です。そのような課題を解決するために、2020年度から教員試験を受験できる年齢上限を撤廃したようです。
また、教員の大量退職が進んでいるのもひとつの要因として挙げられます。担当する部活の問題、生徒への指導方法、労働時間など教員個人が抱える問題は少なくありません。生徒をあずかる責任も大きいです。そのようなことが教員の減少につながっているという見解もあります。
教員の減少を防ぐためにも、秋田県は教員試験を受験できる年齢を撤廃したようです。
受験倍率の増加を見込む
「人材不足」を問題とした秋田県は募集枠の拡大を試みます。しかし募集枠拡大によって受験倍率の低下が見られた(受験者数が伸び悩んでいる)ようです。受験倍率が低下している~ということは、試験に合格する可能性が高まるということ。競合(競争する人)がいなくなると、優秀な人材の獲得が難しくなります。
今回の受験年齢の撤廃は、受験倍率の引き上げと優秀な人材の獲得につなげるねらいがあるのです。
これまでも受験年齢は引き上げていた
これまでも秋田県は、教員試験の受験倍率の低下に危機感を強めていました。
<秋田県の教員採用試験を受験できる年齢>
- ~2007年度:39歳
- 2008~2012年度:35歳(小学校32歳)
- 2013~2014年度:39歳
- 2015~2018年度:45歳
- 2019年度:49歳
- 2020年度:制限なし
上記の推移をみてもわかるとおり、これまでも秋田県は教員採用試験を受験できる年齢を徐々に引き上げていました。「2020年度から年齢制限なし」は、自然な流れなのかもしれません。ちなみに、2020年度から年齢制限は無くなりますが、定年退職は60歳のままです。
まとめ
今回は、秋田県が2020年度教員試験を受験できる年齢上限を撤廃する理由についてまとめました。受験年齢を撤廃することで秋田県は教育現場の人材確保と、優秀な人材の獲得につなげることができるのでしょうか。
【秋田県】
これまで公立学校教員採用試験の受験年齢が49歳だったけど、2020年から受験年齢の上限を撤廃するみたい!定年退職は60歳のまま。今回の年齢上限ナシは、職員の大量退職が要因。2007年の受験年齢は39歳まででした。
優秀な人材を確保できるか秋田県!?#教員試験#秋田県#受験年齢上限 https://t.co/1LOk8kdwLe
— じゃんご@秋田ブロガー・ライター・YouTuber (@jango_hensyu) 2019年3月8日
コメントを残す