どうもです。
秋田ブロガーのじゃんごブログ編集長です。
秋田県民の僕は常に考えています。
「秋田愛って何だろう?」って。
特に若者が抱く秋田愛。
どうして人口減少・少子高齢社会トップ・自殺率トップ・若者流出が多い秋田県で生きているの?それよりだったら若者が多くて、働く場所も多くて、住みやすい場所にうつった方がいいんじゃない?と思うんです。秋田愛があるから、地元にいるのかなぁ…
今回は秋田県民が抱く「秋田愛」を僕なりに解明してみたいと思います。
「秋田愛」って何だろう?
秋田県民は地元愛、いわゆる秋田愛が比較的強い感覚がするんです。
例えば、金農フィーバー。
甲子園で劇的な勝利を重ねるたび、秋田県民の秋田愛も比例して厚みをましました。秋田市内の甲子園を夢見る野球少年が、お小遣いを持って金足農業高校にやってきたという話があるくらい県民は秋田愛を抱いています。(緊急で追加の寄付金募集をしていた時の話)
地元を愛する気持ちってどこからくるんだろう。
何が県民の心に秋田愛をもたらすのだろう。
僕も、秋田愛を抱いている県民のひとりです。
生まれ育った”まち(村)”だから
結局、幼少期~高校くらいまでの過ごし方が素敵だったから、秋田で生きている人が多いのでは?って思います。
例えば、家族との関係が良く、将来的な事(介護とか)を考えているというケースです。
秋田は高齢化が激しく、これからも介護の問題はたくさんでてくると思います。さらに秋田は雪深く、冬場は「除雪作業」が必要不可欠。都会の人がイメージする「除雪」とは大きく異なり、”玄関周辺”は勿論、屋根の雪も除雪しなければなりません。そうしないと、家がつぶれてしまうから。
あらゆる苦労(限界集落・買物難民など)も考えると、大事に育ててもらった、いっぱい苦労もかけた家族のそばで恩返しする気持ちを秋田県民は持っている気がするんです。
また、
秋田愛は地元文化にも関係すると思います。
秋田と言えば、「竿灯まつり」「大曲の花火」「横手かまくらまつり」といったように、全国的に有名な地元文化が根付いています。これらは、地元秋田県でしか体感できない文化。
あのお祭りにいけば、顔なじみに会える。
昔の思い出を共有できる。
幼い頃から知っている神秘的であったかい地元文化が、県民のDNAに、なくてはならないものとして刻まれているのかもしれません。
秋田に大事な人がいるから
秋田は仲間意識が非常に強い。
良い言い方をすると地域のチームワークがよく、悪い言い方をすると、よそ者に厳しい。
僕の場合、友達がいるから秋田で生きていこうと決めました。大好きなんです、友達(笑)
友達といっても「同じクラスだった」とか「昔ちょっと悪い事をした仲間」とか、そんな関係ではありません。
僕の友達は、なんでも話せるんです。楽しい事・悲しい事・将来の事・悩みとか…ほんとに何でも。
いつものように友達と居酒屋で飲んでいるとき、突然1人の友達が泣き崩れました。文字の通り崩れていました。
最初はなぜ泣いたのか解らなかったけど、話をきいたら、この歳(25歳)にして本気で恋愛して、失恋して泣いたそうです。その後の二次会では、みんなが励ましソングを熱唱したり、「がんばれな!」とか「次ぎあるべ次!」とかいって、しまいにはもらい泣きをしてる人も…そんな飲み会がありました。
そしてまた、僕は気づくんです。
この関係って当たり前じゃないよな
って。
この歳になって、人の前で泣いたり・笑ったり・本気で励ませ合える関係って、貴重すぎる。
僕が秋田にいる理由は、
大好きな人がいるからです。
これが究極につよい。
昔から育まれた僕のコミュニティーは
より強固で絆深いんです。
だって秋田が好きだから!
なんかわからないけど、秋田が好き。
なんとなく秋田が好きだから、秋田で働いて生きている…。僕は立派な秋田愛だと思います。
これからの時代、秋田は少子化・若者流出が続き、県にとって若者は貴重な存在になってきます。ということは、この記事を読んでいる秋田若者一人ひとりに与えられる役割は多く、重要になってくると思います。よくもわるくも。
それを無意識的に担っているのだから、
あなたはすごく素敵だと思う。
まとめ
秋田県民が抱いている「秋田愛」
それは将来の秋田にとって、有益で素敵なものだと僕は考えています。秋田愛がもたらした金農フィーバーは、異常なまでもの経済効果を生み出しました。金農野球部に贈られる県民栄誉賞は、秋田愛そのもの。みんなの県民栄誉賞だ!!秋田愛は秋田を救う!!
僕はこれから「秋田愛」を存分に生かし、
自分にとってよりよい秋田にするんです。
秋田愛、ですか…ないです。
他の場所に移れたら移りたいですが、お金も仕事もありません。
手段が無いので秋田にいるというのが正しいですね。